美術装飾の仕事は「大道具」「小道具」「衣装」「メイク」の4つに分けられます。
どれも大事な仕事となりますが、小道具に注目してみます。
小道具の仕事はドラマやバラエティ番組の撮影に使う雑貨や家具、持ち道具を準備します。
時々、ドラマを見ると実際に存在しないコーヒーや雑誌が登場するシーンを目にしたことがある視聴者も多いと思います。
番組の雰囲気を演出することは「小道具」の大切な仕事です。
「どんな時代にどんな場所でどんなモノが使われていたのか」についての知識が求められる仕事です。
なかには、大昔の撮影のシーンなどで現代では手に入らないようなものが必要になったり、実在しないキャラクターの置物、政治人形、かぶりものなどが必要とされることがあると思います。
小道具は場面の雰囲気づくり、役者の個性の演出に重要な役割を担っています。